映画の原作は1909年にノーマンエンジェルが書いたThe Great Illusion。こちらは今
WEBで読み始めたところだが、映画と本では内容は異なるようだ。
映画は第一世界大戦の悲惨な経験を踏まえ、台頭するヒトラーを警戒した反戦映画。
一方でノーマンエンジェルの原作は、まるで今のグローバリストたちが前提とするマッキンゼーのリポートのような内容。
1909年の時点で人々は戦争の愚かさに気づいており、キャピタリストはインターコネクト
した世界経済での大戦争のコストとリターンは自明、戦争によるメリット拡大は最早幻影でしかない(The Great Illusion)と断言している。
本は発売直後から大きな影響を及ぼしたらしい。だが、結局7年後には第一次世界大戦が勃発。その反省と警戒を兼ね、本の著者のエンジェルには1931年にノーベル平和賞が贈られら、そしてフランスでは大作映画「大いなる幻影」が製作された。
だが、結局ヒトラーは止められなかった。
当時のノーマンエンジェルと今のグローバリストの言うように「戦争のメリット」は大いなる幻影か、あるいは、そのような彼らの考えこそが大いなる幻影か。
また試されるだろう。
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