ギリシャ正教はカソリックのような教皇を頂点するとするヒエラルキーになっていない。
なら国力的には、ロシアの正教のトップがフランシス法王と面会すれば、
「トップ」同士が1000年ぶりに会った、、という表現に違和感はない。
そんななか、ロシアのメドベージェフ首相が「冷戦」という言葉を使った。
すると日本のメディアは、ロシアは「欧米」との対立を深めたと報道する。
アメリカの現地報道で使われる「WEST」という英語を「欧米」と訳している。
(メドベージェフは冷戦時代に戻ったような、、という趣旨の発言)
WESTとは、冷戦時代の西側陣営。だが今の欧と米が違う方向を目指しているのに、
それを欧米という言葉に意味はあるのだろうか。
「欧米」は大陸と繋がっていない日本を、勘違いのまま(米国の保守派の意のまま)
放置するにはちょうど好い表現だ。
昔の冷戦の緊張の構図を浮き彫りしたいのは、ロシアではない。
どちらかというと米英のユダヤ系メデイアの思惑。
そこで興味は国家として英国がEUとどう付き合うか。
今年前半(6月ごろ?)の山場だろう。
いずれにしても、大陸では千年ぶりに融和が始まるかもしれない一方で、
米英のメディアを、あたかも「世界の視点」として扱う日本のメディアに、
不安を感じる・・
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