ゴゴジャンTakizawa レター

ゴゴジャンTakizawa レター
ビックピクチャーとマーケットのメカニズムは車の両輪

2017年5月27日土曜日

トランプの楽しみ方

                                             2003年のドキュメンタリーBorn richから
                                       
https://www.youtube.com/watch?v=8o46HH-TfNY


5番街をダデイといっしょに歩いていて、
ちょうどトランプタワーの前にさしかかった時でした。
自分たちが住むビルの前に、一人のホームレスが座っていました。

あの頃私は9歳か10歳ぐらいだったと思います。
両親は離婚問題を抱えて大変な時でした。

すると突然ダデイはホームレスの男性を指差して言いました。
「彼は僕より8ビリオン(8000億円)も金持ちなんだ、、」

最初ダデイが何を言っているのかわかりませんでした。
でもそれは、当時ダデイは、とんでもない借金を抱えていたということでした。
いろいろありましたが、あの苦境を乗り切った両親を、私は尊敬しています。


http://www.cnn.com/2016/07/10/opinions/donald-trump-biography-michael-dantonio/index.html


この頃のトランプは、公表だけで会社で4ビリオン(4000億円)の負債。
もしイバンカだけに心の内を見せたなら、本当はもっとあったのだろう。
問題は個人で980ミリオン(1000億円)の債務保証をしていたことだった。

NYの72の銀行からは全て限界まで借りていた。
彼らが一堂に集まった会議で、債券団を代表した弁護士が、
後に「ザ トランプモーメント」だったと言うシーンが起こる。

債権団の銀行はトランプ側が提示した5カ年債務返済計画を拒否。
プラザホテルの抵当権など、ぶ厚い書類の束をトランプに突き付けた。

するとトランプは休憩を申し出ておもむろに席を立つと、
しばらくして大きなダンボール箱二つを抱えたスタッフといっしょに戻って来た。

そして交渉がどうなるかわからない状況で、
「皆さん今日はお集まりいただきどうもありがとう」
「私は皆さんのご協力に感謝します、、」と切り出した。

そのまま「THE ART OF THE DEAL」にサインをし、
一人一人に手渡したという。

あっけに取られる債権団。
真にトランプの真骨頂だが、
債権団はトランプを殺すのではなく(トランプが個人破産を選ぶ)
セールスマンとしてのトランプの才能を活かす道を選択した。、、



紹介した二つのビデオ。
前者の「Born Rich」はトランプというキャラクターに興味をもつきっかけとなり、
後者は、大統領選でトランプが勝つだろうという予想を確固たるものにした。

この苦境の後、トランプは会社としてタージマハールを倒産させ、
多くの人に多大な迷惑をかけた。

そして90年代の苦境を乗り切ったあとも、
2001年に着工したシカゴのトランプタワーでは
完成した2008年にリーマンショックが起きたことで、
段階的に支払っていた建設費の一部(ドイツ銀行への300億円分)を
あえて拒んだという。(大統領選挙でヒラリー陣営の調査資料)


恐らく彼に失うものは無い。
ただトランプが苦境を生き残ったのは、
彼がアメリカで生まれたからだ。

彼が他人に押し付けた負債は
偉大なアメリカにお金が集まることで癒された。
その意味で、彼はアメリカに感謝しているのは事実だろう。
偉大なアメリカを取り戻すとはそういうことだ。

トランプが今の逆風どう乗り越えるか。
楽しみだ。







2017年5月19日金曜日

成長が幸せだった頃

NHK朝ドラ「ひよっこ」(スポーツ報知から引用)




今放送中の朝ドラ、共感したのは向島電気の設定。
自分が初めて東京に出て、東京の雰囲気を味わったのが、
墨田区京島だった。

週末は中華料理店の二階に寝泊りし
出前で向島警察署に出入りしていた。
下町の情感。そして疲れた体を癒した銭湯。
なつかしい。

ドラマでは女の子の演技がしっかりしている。
脚本は、戦後の日本の経済成長の足音が、
人間社会の幸せの足音と歩調があっている。

舞台となった1964年生まれの自分が、
高校を卒業し、東京に出たころは、
日本経済は輸出主導から金融経済へ。
そして内需拡大に向かっていた。
そして後に、「バブル」と言わた時代が来た。

この時代を知るジェネXとして、今何が出来るか。
いろいろメッセージはある。リーマンショックの前から、
経済成長と幸福感がずれ始めた時代を目の当たりにした。
バブルが忘れられない熟年証券マンの3万円説。
それよりも、若い人は、現状をしっかり押さえることが重要だと思う。
日銀頼みでいずれ朽ちていく中高年とは裏腹に、
次のイノベーションは若い世代にかかっている。

(注)墨田区京島3丁目の中華料理「美味済」
   此処の海老焼きそばは絶品
https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131203/13061928/

2017年4月27日木曜日

気楽なツイッター


日本ハムは10連敗らしい。
大谷選手の故障がここまで影響するのか。

大谷選手中心のマネジメントをしてきた栗山監督。
才能ある人だと思っているので、それならそれで、
巻き返しが楽しみだ。

いずれにしても、一人に負荷がかかる反動は大きい。
安倍政権後の自民党はどうするのかな。

そういえば、本音を口にした大臣が辞任した。
政治家は絶対に本音をいってはいけないのは、
選挙が基本の民主主義システムなら宿命。

反応をみながら瞬時に本音すらも操れるのは、
恐らくトランプぐらいだろう。

影響力もなく、
公人でもない自分には、
最近はツイッターが便利。

興味のある方だけどうぞ。

ご参考 https://twitter.com/OsafumiT

2017年4月18日火曜日

地政学の現象と裏側、、レターから


The Atlantic より

以下はレターからの抜粋。


From: Osafumi Takizawa
Sent: Tuesday, April 11, 2017 3:57 PM
To: Osafumi Takizawa
Subject: FW: Takizawaレター <地政学の現象と裏側>
直近ではトランプによるシリア空爆。
さらには北朝鮮への軍事侵攻の可能性。
皆が地政学リスクというが言葉を発し、
専門家はいろいろ解説する。
だが、個人的には現象面だけでは、
本当の主役は見えないと思う。

そこでここでは独自に別の解説をしたい。
まず第二次世界大戦終了後まで遡ると、
そこからの世界の大きな対立軸は以下の二つだった。

1)米ソ超大国のイデオロギーの対立。
2)中東の宗教対立。

朝鮮、インドシナ、ベトナムのそれぞれの戦争は1)の延長。
2)はパレスチナをめぐるイスラエル対アラブの構図が
レーガンの頃にはアラブ内の宗教対立へ変化した。

そのきっかけが、
イスラエルと米国が暗躍したイランイラク戦争だったことには、
異論はないと思う。

当時イラン革命で米国はイランと敵対状態となったが、
共和党レーガン政権は、イラクのフセインをそそのかし、
イラン攻撃を決断させる一方、裏では米国議会を騙し、
極秘で敵のイランに武器を売り、その資金で、
南米反左翼ゲリラを支援した(イラン・コントラ事件へ)

一方イスラエルはこの時はイランを援護した。
イラン革命直後のイランは基盤が弱く、
イスラエルがイランに武器を供給することで、
フセインへの反撃が可能になった。

一見米国とイスラエルは、
それぞれ敵対する別の国を支援したことになるが、
イスラエルがイランへ売った武器も、アメリカがイスラエルに売った物。
つまり、イランイラク戦争は、アメリカの武器で双方が戦った。

そして一番重要だったのは、
イランが頑張ってフセインを東側にひきつけている限り、
西ではパレスチナを応援するアラブ勢によるイスラエル包囲網は不完全だったこと。
これはイスラエルの窮地をすくった。

この時、アメリカとイスラエルの策略にのり、
アラブによるイスラエル包囲網を放棄したフセインを、
後にアラブ最大のオオバカ者と非難したのがビンラデインだ。

ところがブッシュはフセインをそのビンラデインと結びつけ、
最後は大量破壊兵器の存在と言う嘘をでっち上げた。
それを疑わなかった多くの人。多分今もそのままだと思う。

いずれにしても、この時の包囲網の失敗を最後に、
冷戦後のアメリカの一国支配が完成すると、
アラブのスンニ派の王族のイスラエルへの敵対行動は殆ど消滅した。
そしてそこからは、テロの主役も、パレスチナのアラファトから、
アルカイーダのビンラデインへ引き継がれた。

そんななか、イスラエルの敵として残ったのがシーア派勢力だ。
ヒズボラの後ろのシリア。その後ろのイラン。
イランは孤立していた北朝鮮と核開発でつながり、
台頭する中国と復活を狙うプーチンのロシアは
それぞれ北朝鮮とイランの後ろにやんわりと構えた。

そして今、皆が地政学リスクとよんでいる現象は、
個人的には、米中露の大国を間で暗躍するイスラエルが、
アメリカを操りながら、地球上で最後の敵となったイランを
追い詰める前座を見ているようなものだと考えている。

前述のように、80年代から90年代初頭、
イスラエル強硬派と組みしたレーガン外交の子分たち。
彼らはイラク戦争ではネオコンと結託しブッシュを支えたが、
今は国務長官のテイラーソンまで懐柔に成功した。(エリオットエイブラム氏)

一方冷戦後のクリントン時代に勢力を拡大したのが
穏健派ユダヤ社会のグローバリストたち。
世界に拡散する彼らは、欧米の殆どのリベラル系メデイアを支配し、
今の世論の中心的存在だ。

トランプはこの二つの勢力から攻めたてられ
添付の挿絵のひび割れの中に、バノンらが
落ちる寸前になっている。

そういう中では、今の地政学リスクとやらを
米中露の大国を軸に騒いでも本質は見えない。
なぜなら、ブーマー世代の指導者が(トランプ 習金平 プーチン)
今の段階でガチンコ勝負をすることは考えられないから。

それよりも、トランプはシリア空爆で
中国とロシアにプレッシャーをかけたことになる。
プレッシャーとは、ロシアにはアサドを見捨てさせること。
そして中国には、中国が自分で北朝鮮を攻めさせること。

実行されれば、
イランは核開発を協調した北朝鮮と、
大国ロシアの協力の二つを一度に失う。
仕掛けているのが誰かは言うまでない。
(イバンカはバノンよりおそろしい)

いずれにしても、
そうなると、イランはどのような反撃に出るか。
実はここが、今の地政学リスクと市場との関係では最大のポイントだと思う。
それは次号のレターでサイバーテロを中心に触れる。


< ナイトロゼウス (Nitro Zeus) が発動するとき >
イスラエルとイランの地政学リスクを押さえるため、
必死だったのがオバマ大統領だった。
以下はNYタイムスと2016年のドキュメンタリー
Zero days からの要約。
(参考)
https://www.youtube.com/watch?v=Yc7Tk3mwM38
http://www.nytimes.com/2012/06/01/world/middleeast/obama-ordered-wave-of-cyberattacks-against-iran.html

2008年、オバマがブッシュから引きついだ極秘プロジェクトは二つ。
一つはパキスタンのドローン作戦。
そしてもう一つが、コードネーム ”オリンピックゲーム”
イランの核施設への極秘サイバー攻撃だった。

事の始まりは2006年。フセインが死んだ後、
カダフィーは英米に服従した。
だがイランは核施設構築を急いだ。

この頃アフマネネジャド(イラン大統領)は
”イスラエルを地図から消す”などと発言。
ネタニヤフはイランの核施設空爆を主張。
ブッシュ政権は戦線がイラクからイランまで拡大することを恐れ
イスラエルをなだめた。(チェイニーだけが空爆に賛成した)

この時CIAとイスラエル当局がブッシュに進言したのが新手のサイバー攻撃。
NSAスタッフがウイルスの開発を担当した。(後にスノーデンによって様々なことが確認された)
このウイルスは感染後に自分で進化するウイルスのstuxnetだ。

米国はカダフィーが引き渡したパキスタンのカーン博士の基本構造を元に
同じ構造のイランの核施設のモデルを作り、stuxnetの実験を繰りかえした。
そして実験が成功すると、ブッシュは実行に移した。

ウイルスは核施設の内部破壊に成功。
稼動しなくなり、イランは原因究明にやっきなった。
そしてブッシュから作戦を引きついたオバマは
イスラエルがイランを空爆すれば、
関係諸国が巻き込まれることをブッシュよりを恐れたという。
そこで、このサイバー作戦を強化した。
ところが2010年に予期せぬ事態になる。

本来目標核施設の内部にとどまるように設計されていたウイルスが
外部に逃げたのだ。原因はアメリカの承諾なしに、
イスラエルがウイルスのコードを書き換えたからだった。(米国はそう判断した)

パネッタから緊急報告を受けたオバマとバイデンは、
イスラエルに対し、烈火のごとく激昂したという。
そしてウイルスがベルラーシで発見されると、
ロシアと米国のセキュリテイー会社はそのオリジナルを追跡。
(カスペルスキー社とシマンテック社)
最終的には、なんと米国とイスラエルが関わっていることを突き止めた。

NYTIEMSがソレをすっぱ抜ぬき、
記事を読んだオバマは今度は内部リークに激昂。
あの穏健なオバマが、NSAの職員全員を嘘発見器にかけ、
最終的には、作戦の責任者の一人、カートライト副参謀長をクビした。
更に禁固刑まで課した。

当初イランは施設が壊れた理由がわからなかった。
(アフマネネジャド大統領は担当者二人をクビにした)
だがイスラエルと米国のサイバーテロであるこを確信すると、すかさず報復に出た。
サイバー兵士を募り、2013年にはサウジのアラムコの石油施設と米国の銀行に
サイバー攻撃を仕掛けた。

自国の科学者を殺された上、研究施設を破壊されたのだから
イランの怒りは本物だ。現在ではイランは自国内に世界最大クラスの
サイバーウイルス研究所を持っている。

このイランを相手に、弱腰とさんざん批判されながら
オバマ政権はなんとか歴史的な核開発合意に至った。
しかしイスラエルのオバマへの反発は激しく、
呼応するように、ヒラリーやジェブブッシュからの批判も高まった。

今この状態をひきついたのがトランプ政権。
結果が以下の添付の記事

https://www.theatlantic.com/magazine/archive/2017/05/the-brilliant-incoherence-of-trumps-foreign-policy/521430/?utm_source=atltw

シリアへの空爆などは序の口である。
そんななかで、本日は嫌なニュースが飛び込んできた。
あのアフマネネジャドが、大統領選挙に再び挑戦するというのだ。
万が一にも彼が大統領になれば、金生恩が消えても
4thターニングの景色は何も変わらない。

https://www.bloomberg.com/politics/articles/2017-04-12/ahmadinejad-stirs-up-iran-presidential-race-with-surprise-bid?cmpid=socialflow-twitter-business&utm_content=business&utm_campaign=socialflow-organic&utm_source=twitter&utm_medium=social


Stuxnetウイルスを生み出したオペレーション” オリンピックゲーム”は
イランの特定の各施設をターゲットにした局所的作戦だったが、
米国はイラン以外の仮想敵国もふくめた「綜合的サイバー攻撃」
コードネーム「ナイトロ・ゼウス」を既に構築しているという。

添付のドキュメンタリー映画「Zero days]は、
最後、”オリンピックゲーム”や”ナイトロゼウス”に関わった人々が、
勇気を持ってインタビューに答えたことを称えている。

彼らは自分たちが生み出した物を恐れているが、
ドキュメンタリーの公開が米国ではななくドイツだったこと、
そして公開がオバマ政権末期を狙ったことは、(オバマは何も出来ない)
このドキュメンタリーの価値をものがたっている。

いずれにしても。ナイトロゼウスは
発動すれば、敵国の心臓部を瞬時に停止させる事が可能だという。
だが、後から米国が報復される可能性が高まる。
つまり核の応酬と同じリスク。

トランプは、「ナイトロゼウス」をどう使うのだろう。


2017年3月30日木曜日

「花の乱」ダントツの名作と視聴率の関係




長らくこの大河ドラマは大河史上最低の視聴率だったと聞く。
この番組が放映されたのは、渡米して2年目の1994年。
アメリカで日本のTV番組を観るのが困難だった頃。

当時既にシカゴにレンタルビデオはあったが、
50歳を越えた三田佳子が、25歳の日野富子を演じることに無理を感じた。
結局、大河ファンだった自分自身も、全く観なかった唯一の大河ドラマだった。

それを今になって観ようと思ったのは、
「4thターニング」と「応仁の乱」に共通性を感じたからだ。

今更グタグタ言ってもしょうがない。
ただ批評を半ば本業にしている自分としては、
この番組を知らず、大河ドラマの批評をしたのは、
自分の無知を晒した恥だった。

ずばり、このドラマの質の高さは、他に比較になるTVドラマが思い浮かばない。
強いていえば、思いつくのはHBOの”ゲームオブスローンズ”ぐらい。

「花の乱」には息を呑む、或いは手に汗握る迫力と展開力はない。
しかし時代のターニング期における人間の性。それが齎す「混沌」を描いた点は同じ。

そしてゲームオブスローンが、莫大な資金をかけたビジュアル性を誇るなら、
「花の乱」は、日本の中世末期の時代劇でありながら、耽美さとファンタジーを、
シュールレアリズムの幻想で追求した挑戦的作風。

演技面では、歌舞伎から、団十郎、海老蔵親子に加え、
松本幸四郎、松たかこ親子の独特の台詞回し。
能・狂言から、「細川勝元」を演じた野村万斎の体幹が美しい。
そこに、個性豊かな実力派テレビ俳優がかみ合っている。

そしてなんと言っても、歌舞伎とテレビを又にかけた
萬屋錦之介の「山名宋全」は圧巻だ、、。

市川森一シナリオもすばらしい。
鬼女の内面を隠していた頃の富子が、
慈悲の心で飢えた農民を助けようとするシーン。

将軍でありながら、現世の残状に目を向けない夫義政に
慈悲の心をせがむ富子に団十郎の義政が言い放つシーン。

「見せ掛けの慈悲は民のためではなく己のため、
 そんなもので一体世の中の何を救えるというのだ」

歴史教科での一般的な義政の解説は、義満の金閣にあこがれ、銀閣を建立したものの、
現世を省みず、趣味の世界に没頭、応仁の乱を引き起こした愚かな将軍。
富子はその義政の性格につけこんだ悪女、、

しかし市川森一氏の脚本は、
より人間の心理の本質を突いたシェークスピアに近いと思う。

個人的には「花の乱」での義政と富子のやりとりは、
ビルが駄目な夫を演じ、女性初の大統領を目指したヒラリーを引き立たたせた
2008年以降のクリントン夫婦のドラマを見ているようだった。

彼らの傀儡だったオバマ政権の8年。今アメリカにも「応仁の乱」が迫っているが
ゲームオブスローンズのファンで、まだこの大河をみていなら、
ぜひ視聴すべきだろう、、


2017年3月20日月曜日

グレイチャンピオン 良い人は偉大な人になれるか


        


良い人と偉大な人。
ステイーブ・ジョブズ氏の存命中から、
彼の特集を組んだローリングストーン誌でテーマになっていたのが、
良い人は偉大な人になれるか。( Aラスコーキン氏)

一部アスペルガーの疑いさえ持つ人がいるジョブズ氏だが、
もし彼が世間で言われるところの「良い人」の延長だったなら、
アップルは生まれなかったと言う考え方だ。

今の日本では、「偉大な人」の前提に、「良い人」がある。
例えばノーベル賞受賞者は、人間的にまず優れている雰囲気。(知る限り)

アメリカの歴史にはその前提を全く感じないが、
近年「良い人」が重要になってきたのは、
アメリカの都市部のリベラル化が進み、
だんだんと日本人の感覚に近くなってきたからだろう。

このブログでは過去 wisdom of crowd とbrilliance of greatnessの違いを触れてきた。
大統領選は、ヒラリーの取り巻きが前者の価値観で支配されていたのに対し
トランプの参謀は、後者の価値観を演出することに長けていた。

ではトランプ大統領は「良い人」でなくとも、「偉大な人」になれるか。
4thターニングの著者のニールハウ氏によれば、過去の激動期の主役のなかで、
初代大統領のワシントン 南北戦争時のリンカーン 第二次世界大戦のルーズベルトは
グレイ・チャンピオン(Gray Champion )だという。グレイチャンピオンとは、
次の時代の基礎を築いた卓越したリーダーをいう。

アメリカ以外の例もふくめ、後にグレイ・チャンピオンになった人の共通項は、
当時、その人がリーダーになるとは誰も思っていなかったということ。
直前までの蓄積された常識では、
あたらしい時代の先駆者にはなり得なかったということだろう。

日本社会では致命的な支払い不履行(デフォルト)でトランプは60回以上訴えられた。
ビジネスの破産処理は4回。それでも個人破産は免れ、
最後は大統領にまでなってしまった。

これは何かの能力であることは間違いない。
ただ彼がグレイチャンピオンになるには、
セオドアルーズベルト以上の大変革をアメリカに齎すしかないと思う。

本当は既存の「右」と「左」のどちらでもないトランプにしか出来ないこと。
例えばサンダースでさえ躊躇する学生ローンの国家の肩代わり。
或いはテイーパーテイーしか言わない中断したままの金本位制の復活。
(注 ニクソンは復活を条件に停止、それがいままで継続している)

市場関係者のトランプ経済への期待がミラージューであることが
そろそろ証明されることになるはずだが、トランプ劇場の本番はそこから

その前に、日本の安倍さんがグレイチャンピオンになるなら
今のスキャンダルは普通に乗り越えるはず。
乗り越えないなら、安倍さんはグレイチャンピオンにあらず、、

  

2017年3月8日水曜日

がんばれUBER. 雇用統計より大事な視点





ゴゴジャンで今日のレターが紹介されていた。


http://fx-newstart.com/takizawa-osafumi-20170306


尚、用語解説でのQEの意味が違う。
またUBERは、GOOGLEの技術を「盗用」したの表現は訂正。
今の段階では、GOOGLEは、UBERがGOOGLEの技術を使えないようにした、、
がただしい。個人的には、斬新で挑戦的なUBERを応援している。