ゴゴジャンTakizawa レター

ゴゴジャンTakizawa レター
ビックピクチャーとマーケットのメカニズムは車の両輪

2016年4月29日金曜日

大物達のデイオブレコン

http://www.cnbc.com/2016/04/29/buffett-says-dont-put-too-much-stock-in-icahns-market-reckoning-warning.html


トランプが大統領になったら、財務長官に任命すると豪語するヘッジファンドのアイカーン。

こんな輩が財務長官になれば、性善説の日本はひとたまりもないが、

まあソレはそれで、日本が変わるためには必用な刺激かもしれない。

そのアイカーンが 昨日CNBCで市場の「デイオブレコン」を指摘。

アップルが下がって、米株は下がってしまった。

ソレに対し、あまりに気にするなというバフェット。

大物二人にとってのデイオブレコンは、

儲け方が違うので違って当然だろう。

<iframe src="http://player.cnbc.com/p/gZWlPC/cnbc_global?playertype=synd&byGuid=3000513767&size=530_298" width="530" height="298" type="application/x-shockwave-flash" allowFullScreen="true" bgcolor="#131313"></iframe>


ただそもそも日本人には、デイオブレコンがなんのことか、

意味不明ケースが多いと思う。

敢えて説明はしない。

助かりたければ、最後は自分で考えるしかない・・



2016年4月26日火曜日

why they fight ?


why they fight?


             6月公開予定のCivil War から
          




映画から時代の先をよむなら、

なぜ彼らは戦っているの?

誰も敵になってくれないので、

アメリカはCivil Warが近いらしい・・


2016年4月21日木曜日

生き残れる人





ちまたでいろいろ言っている経済学者や法学者、

あるいは1%のエリート層になるには必須とされるビジネススクールを出た人たちが、

宇宙飛行士になって、火星に行くことはないかもしれない。

でも本当に必要な学問とはなんだろう。

一度自然災害が起きれば、現場では、金融のエリートは役に立たない。

本当にサバイバルになれば、まずは自分で食物を確保できる知識が必用だ。

若者よ、今の自分達に、その能力があるのか。

こういう時こそ考えよう。





  米国から眺めたTPPの本質   時事通信社  Agrio 0106 号(2016/04/19)

                    シカゴ在住 ストラテジスト 滝澤伯文

昨年10月、環太平洋連携協定(TPP)大筋合意の大仕事を 終えた当時の甘利明経済再生担当相のスピーチを聞きながら、元米連 邦準備制度理事会(FRB)議長のポール・ボルカーの次のようなコ メントを思いだした。「貿易は10年越しの協定より10分の為替相場の 方が重要(Paul Volcker once noted that trade is more affected by 10 minutes of movements in exchange rates than by 10 years of trade negotiations.)」―英フィナンシャル・ タイムズ紙コラムより引用。

市場原理からして、もしTPPが本当にフェアな貿易協定なら、国内 総生産(GDP)が圧倒的な米国が、GDPが少ない国々に対し、 自由貿易協定を結ぶ理由は思い浮かばない。つまりTPPの本質は、 貿易交渉ではないとずっと考えてきた。

< ◇米国が目指す新たな太平洋ドクトリン >

TPPは2005年に、ブルネイ、チリ、ニュージーランド、シンガポール の4カ国が自由貿易協定である「P4協定」に調印してスタート。08年 には米国(ブッシュ政権)などが加わった拡大交渉が始まり、13年に 日本も交渉に加わった。日本には明らかに米国の圧力があったが、奇しくも10年で締結されたことになる。

では 共和党伝統の自由貿易思想から始まったTPPを、なぜ自由貿易には反対の民主党のオバマ政権が引き 継いだのか。ヒントは甘利大臣のスピーチにあったと思う。膨大な作業を経て妥協点を見出した大筋合意後の 記者会見で甘利大臣は「民主主義陣営の結束」という表現を用いた。本来は貿易がテーマのはずのTPP で、「イデオロギー」のコメントだった。

この違和感は、TPP交渉が単なる貿易交渉から、オバマ政権のレガシーとして米国が目指す新しい太平 洋の「ドクトリン」に日本が参加し、協力するという意味合いのものに変質したことからきている。ところがこうした 変質は、日本よりもむしろ米国内でTPPを推進してきたビジネス関係者に不満を残した。任期が少なくなっ たオバマ政権は妥結そのものを急ぎ、TPPを後押ししたビジネス当事者たちが期待した医薬品分野などでの 条件を大幅に譲歩してしまったからだ。


結果、各ビジネスの利権を代弁する議員はTPPへの肩入れ見直し、草の根レベルでは、保守層は協定 が米国の独自性を弱めると反対。リベラル層はインターネットなどでの自由な表現を奪われると反対。そして労 働者は、仕事が奪われると反発している。

 <◇選挙と自由貿易協定の関係>

 ところで、00年の大統領選挙で民主党候補のアル・ゴアが共和党候補のG・W・ブッシュに負けたのは、騒 動となった「フロリダのリカウント」もあるが、クリントン政権で副大統領として関わった米国、カナダ、メキシコが参 加する北米自由貿易協定(NAFTA)の影響で、最重要州のオハイオで負けたことが大きかった。

 NAFTAも共和党のレーガン、ブッシュ政権が着手。そして1994年、民主党のビル・クリントン大統領が 調印したものだ。2008年のオハイオ州での民主党の予備選では、オバマは「アメリカはNAFTAで100万 人の雇用を失い、オハイオも5万人の雇用を失った」と対立候補だったヒラリー・クリントンを攻撃した。

オハイオ州の人口動態は低賃金・非高学歴者が多く、民主党に限っていえばヒラリーに有利だったため、ヒラ リーはオバマを退けた。今年もオハイオでサンダースに勝った。しかしサンダースにオバマ政権でTPPを推進した 過去を叩かれ、ミシガン州では敗北している。

日本では、ヒラリーは大統領になれば、再びTPP推進に転じるという見方がある。だがトランプとサンダース の現象を見る限り、理論面でTPPを推進したブルッキングス研究所の考えが一般国民に浸透するには、よ ほど中国の脅威が高まり、米国が団結することが必要となるような場合のみではないか。しかし次の政権がまず 直面するテーマは、中国よりも中東やイランだろう。

<ならばTPPはどうなるか>

米国の戦争史をみると、自由貿易の概念で、単発的に植民地拡大戦争に突き進んだ共和党と(米西戦 争、イラク戦争)と、平和を優先し、自由主義や人権のドクトリンを掲げながらも、皮肉にもより大掛かりな戦 争に動いた民主党(第一次・第二次世界大戦、ベトナム戦争)に分かれる。

第2次世界大戦後、トルーマン大統領は共産主義陣営を封じ込めるため、北大西洋条約機構(NAT O)を中心に「大西洋ドクトリン(いわゆるトルーマン・ドクトリン)」を敷いた。一方、オバマ政権の1期目はリ ーマン・ショックという金融危機の処理に忙殺されたが、2期目はTPPに取り組むと同時に、中国には 「Containment&Engagement政策(関係は維持し、閉じ込める)」を打ち出した。

このように、TPPはオバマ大 統領の「太平洋ドクトリン」の根幹ともいえる。 しかし、「大筋合意されたドラフトがそのまま議会で審議にかかる可能性は少ない」と嘆くのは、民主党の重 鎮のローレンス・サマーズ元財務長官だ。

実はサマーズほどTPPの現状を語るにふさわしい人はいない。自身 も国家経済会議(NEC)委員長としてオバマ政権にかかわり、同政権を知り尽くしている。クリントン政権 ではNAFTAを推進したロバート・ルービン元財務長官に近く、現在のマイケル・フロマン通商代表部(U STR)代表とは懇意の仲だ。

彼はずっとTPPを援護してきた。そのサマーズは今年1月にニューヨークで行 われた、2016年の世界の政治・経済リスクの分析をテーマとした外交問題評議会(Council on foreign relations)のシンポジウム(HPは文末)で、TPPに関する質問に次のように答えている。 「現状大統領になる可能性のあるヒラリー、トランプ、クルーズ、サンダースの誰もTPPを支持していない。 これは厳しい。

もし可能性があるとすれば、選挙が終わり、新しい議会が始まるまでの2カ月間に審議がされる かどうかだ。希望は捨てないが、チャンスは本当にわずかだ」 この現状を踏まえると、個人的にはTPPが今のまま生き残る可能性は感じない。ただし共和党から大統 領が出て、議会も共和党優位が続いた場合、よりアメリカンビジネスに有利な新しいTPPが再出発するか、 民主党ヒラリー政権なら選挙公約上、TPPの名前を変えてでも、新しいドクトリンを目指す動きは復活する とみる。

<◇無形資産投資が有形資産投資を上回った意味>

 最後に、現在のアメリカの国内総生産(GDP)に占める民間投資の有形資産投資と無形資産投資の 割合を紹介しておこう(グラフ1)。 このグラフは、米国の投資活動の対象として製造業などの「有形資産(Tangible)」と、金融・サービス業 などの「無形資産(Intangible)」のどちらがどの程度ウェートが高いかを示すものであり、その比率はクリントン 政権下で、無形資産が有形資産を逆転した。

NAFTAの影響を受けて有形資産を製造する工場が失わ れる一方、金融や弁護士などの無形資産型の仕事(雇用)が創出されたという評価だ。一方、日本のTP P交渉の報道を米国からみる限り、農産物や自動車といった有形資産が、自由貿易協定でどれだけ物量的 優位な条件を勝ち取るかといった観点だけしかうかがえない。

またTPPの環境条項の野生動物の項には、象牙の取引や希少動物の保護強化に加え、「オーバーフィ ッシング」防止措置の記載もある。ここは日本の漁業関係者にとっても気になる条項ではないだろうか。




いずれにしても、の最終的には知的所有権といった定義の難しい問題に加え、インベスターが国家を訴える 権利というべき「投資家・国家間の紛争解決(ISDS)条項」(外国企業が進出先の制度変更で損害 を被った場合に、相手国を提訴できる枠組み)など、伝統的に真面目で性善説を前提とする日本人の感覚 にはなじまない世界にどう対応するのか。

TPPへのチャレンジは、実はここからが本番だろう。(敬称略) <参考:大統領選挙までのTPP審議の可能性を否定する上院トップのマクニール議員>


https://www.washingtonpost.com/politics/mcconnell-warns-that-trade-deal-cant-pass-congre ss-before-2016-elections/2015/12/10/b8151f26-9f66-11e5-8728-1af6af208198_story.html?w pmm=1&wpisrc=nl_headlines <参考:なぜ皆がTPPに反対なのか> https://www.washingtonpost.com/opinions/kill-the-dispute-settlement-language-in-the-transpacific-partnership/2015/02/25/ec7705a2-bd1e-11e4-b274-e5209a3bc9a9_story.html <参考:TPP成立に疑問符のサマーズ> http://www.cfr.org/global/assessing-global-economic-political-risks-2016/p37458 http://www.bloomberg.com/politics/trackers/2016-01-25/larry-summers-skeptical-of-tpp-pas sage-this-year <参考:環境条項の野生生物の関係記事> http://www.nytimes.com/2015/10/06/business/environme

2016年4月14日木曜日

会議は宴







スターウォーズシリーズは、レベルといわれる反乱軍が正義。

規律重視の「オーダー」は、「帝国」として悪役の設定。

レベルはそれぞれの個性と尊厳を認めるリベラル。

帝国は、オーダーによって強者が弱者を支配する絶対主義者。

では帝国は本当に悪なの?

トランプはさておき、多くの米国の共和党員はそうは思っていないだろう。

日本も、この共和党にそそのかされての新安保法なら、

参加する日本の自衛隊は、顔がないストームトゥルーパー程度の存在。



そんななか、レイア役はラガルドしか思い浮かばない。

前任のストラスカーンがNYではめられた?のは、

普通に見れば、アメリカのタカ派の一部が、

戦後手放した、IMFトップのポストを取り返しにきたからだろう。

戦後はIMFより、,荒廃した欧州復興を担う世銀の方が重要だった。

だからアメリカは世銀ポストは譲らなかったが、IMFのポストは欧州にくれてしまった。

しかし今は重要性が逆転。ここはアメリカの戦後の大誤算。

( 参考 http://marukano-gb.blogspot.com/2015/10/swift.html)

でもその危機を(アメリカがポスト取り返す策略)乗り切って、

再びフランス人のラガルドがIMF長官になった。

話題のパナマ文書は、もともとのハッカーは、ドイツの新聞社に持ち込んだ。

なら反乱軍的に属するリベラル系だろう。しかし最期は帝国の手に渡った感。

勤めていたUBSを裏切り、同銀行の隠れ預金をIRSに持ち込んみ、

2年間の収監後、ご褒美で104億円を手にしたバーケンフェルド氏はCIAの存在を示唆する。


いずれにしても日本は蚊帳の外だが、世界ではいろんな事が起きている。

そして、伊勢志摩サミットをめぐる純粋な日本の思い入れとは別に、

米国では大統領が最後の年のサミットに注目する人はいない。


まあオバマは最期なので、食の天国の日本で、

志摩観名物のあわびのステーキを楽しむが好い。

でも、アメリカのリベラル派を代表し、なんとか広島訪問は実現して欲しい。

それが、少年のような善意の国に対する礼儀だ。

ただ日本が自覚すべきは、

戦後マッカーサーが、米国内の強硬派から日本を援護する上で、

ナチスはドイツ人の大人がやった罪、日本は、12歳の子供がやった罪といった頃から、

いい意味でも、悪い意味でも、日本はあまり変わっていないと現実だと思う・・







2016年4月9日土曜日

子供の感性と大人の惰性







今日はピカソの命日(1973年4月8日)だという。


新しいNHKの朝ドラで、贋作のピカソの絵を台無しにした娘達の成長を、

やさしく見守る父親の姿があった。


添付は8歳の時に、初めてピカソが描いたとされる絵。

ピカソはやっぱり8才からピカソだったようだ。


そしてこの絵を見たとき、

アラスカで亡くなった写真家の星野道夫氏を思い出した。


10年以上昔のはなしだが、NHKの特集で、星野氏が紹介された。

そこで、星野氏が、小学校5年生の時に書いた詞が紹介された。

「浅い川を深く渡れ」

背中に強烈な電流が走る衝撃を覚えた。


この30年、大人はみんな忙しすぎて、

浅い川をさらに浅く渡るしかなかったかもしれない。

でもそろそろ深く考えてもいいと思う。








2016年4月8日金曜日

必用な「新たな敗戦」とは・・



     http://jp.wsj.com/articles/SB12748367622113273976104581643240524949376

あるところに頼まれて、TPPについて寄稿した。4月19日に発刊になるという。

米国で金融市場を観ている自分に、なぜ畑違いのTPPについての依頼が来たか。

編集長との付き合いは長い。普通のアメリカ人がTPPについてどうみているのか。

ヒラリーは、大統領になればTPPに戻ってくるという意見。あんまり笑わせないでよ。

日本でそんなことを云っている連中は、トランプやサンダースが、

ここまでやることを予想していたかどうか・・


まあそういう本当のアメリカとは無縁に、日本の戦後はずっとあったと思う。

多分それはそれで、日本にとって、特別困ることはなかった。

ただここに来てのあまりの誤差。個人的には捨て置けないレベルに達している。


そもそも日米安全保障条約では、アメリカは軍事負担をする一方、

日本の経済成長で、アメリカも潤うことがセットになっている。

なら、法案を廃棄しない限り、政治を預かる立場なら、誰であっても答えは同じだろう。

しかし、これからの日本を背負う世代は、本当にそれでいいのか?

現実の世界情勢を分析する覚悟も意思もない一部の若者の反戦モード。

こんなものは相手にしないが、一方で、我々大人たちが敷いた戦後の事なかれ的な欺瞞。

日本の未来を背負う若者は怒らないのだろうか。

衆愚政治でも、サンダースやトランプに熱狂する若者の方が健全に思えてきた・・


ところで、日本は、アメリカが共和党政権のときの方が、相対的にうまく行くという思い込みがある。

それは日本の戦後のスタートが、マッカーサーを頂点とするGHQ傘下で行われたからだろう。

マッカーサーが強烈な共和党的思想の持ち主だった事は云うまでもないが、

軍事のトップに過ぎなかったマッカーサーに、トルーマンはなぜ日本の統治権まで与えたのか。


アメリカの戦後史を観ると、同じように、戦後の復興をアメリカが担った欧州と比べ、

二の次だった当事のアジア。なら次の選挙で政敵になりそうなマッカーサーに、

彼が好きな任務を与え、結果的に極東に閉じ込めておけばよい。

民主党大統領のトルーマンの作戦だった。


それが日米関係のスタート。

白洲次郎や吉田茂のドラマも好いが、

アメリカから見た日本は、そんなものだった過去は、冷静に受け止めなければならない。

だからこそ、今こそ現実を見極め、本当の独立を期待したい。

この本は、どんなことが書かれているのだろう・・






2016年4月5日火曜日

最高に不味いハンバーガー


先週から、期間限定でバーガーキングが売り出した「怒りのホッパー」。

なんとなく、トランプを彷彿させるポスター。

自分でも試した。



最高に不味かった・・ (ペッパーが辛いだけ)

やっぱり、食べ物は、怒りながら食べてはいけない・・

2016年4月1日金曜日

やっちまったトランプ (ウイスコンシンの罠 トランプ大失敗の予感)







        「 日本から米軍を撤退させる・・ 」   Dトランプ

個人的にはぜひ実現して欲しいが、

そのトランプが大失敗したかもしれないヤバイ予感・・

これは選挙戦が始まって、初めての胸騒ぎ・・(個人的に応援しているので)


ところでゴゴジャンのTakizawaレター 今日の視点 明日の視点は今キャンペーンらしい。

登録すれば、一ヶ月は無料とのこと。


今日の< ウイスコンシンの罠? トランプ大失敗の予感> はそこで読めるし、

2月のボトムでなぜボトム宣言をしていたのか。過去記事を読めば、その理由が判ってしまう。

個人的には有料読者には申し訳ないのだが、

今のところサイトのマネジメントとストラテジーは同社に任せている。

今後も、読者に心地よさは保証しないが、サバイバルに重要な情報を

提供し続けるしかない。

ずいぶん高額だけど、もし人のはなしに頼るなら、(頼る必要はない)

まあその辺の金額と同じ投資で、このらから4thターニングを生き残れるほど、

人間の歴史は甘くないことは確か・・



http://fx-on.com/lp/detail/takizawa/