ゴゴジャンTakizawa レター

ゴゴジャンTakizawa レター
ビックピクチャーとマーケットのメカニズムは車の両輪

2016年6月15日水曜日

弱い群れの行動学



昨日ストックボイスのワールドマーケッツでコメントをした手前、
有料読者にはお詫びをしつつ、補足のため、
特別に今日のTAKIZAWAレターを添付、、、。






昨日VIXは、3月以来となる200日線超え。
本来なら、ここから株を売りたくなるところ。
だが、BREXITやFOMCを控え、敢えてここはショートカバーが妥当。

なぜなら、今のアルゴはほとんどがKNEEーJERKを狙っている。
また10年のドイツ国債がマイナスになったのも一旦目標達成感。
今日の株はポジテイブで終わると見るべき・・

それにしても、MEDIAというのは本当に脅威だ。
事実と関係なく、政治に利用される度合いは、今も昔も恐ろしいレベル。

大統領選、BREXIT、メディアがPOLLを発表し、
後から国民がそう思ってしまう心理ゲームが、
あちこちで展開される。

そんな中、比較的冷静なのはマネーをかけた指標。
前回の大統領選も、メディア誘導で”ロムニー有利”
とされる時期があった。だがお金をかけたチャートで、
オバマがロムニーに負ける局面はなかった。
その意味で、BREXITの実勢は添付のチャートが参考。

余談だが、舛添問題も同様だ。
メディアがこんな小事を煽っている間にも
世界ではいろんなことが起こる。

東京五輪で使われた賄賂については、
日本のメデイアは敢えて触れないようにしている感。
しかし、金が渡った先は、ロシアのドーピング問題の中心人物でもある。

http://www.japantoday.com/category/sports/view/2020-tokyo-olympic-organizers-staying-away-from-bribery-investigation-politics

フランスは何を考えているかわからない。
また日本とロシアが北方問題などで近づきすぎると、
アメリカは困窮する韓国を救うためにも共催などの
難題を押し付けてくる可能性はないのか。

日本国民がメディア誘導の小事にかまっている間にも、
金融市場や国際政治での大きなリグは、
いつも日本を狙っていることを意識する必要あり・・。

いずれにしても、日本やドイツの敗戦国、
あるいはギリシャ・ローマの過去の国、
さらにスイスなどの中立国、
そして北欧の社会主義へ移行している国から
マイナス金利は浸透してきた。

こういう国は、過去を踏まえ、
既にいい人による、いい国を目指している国。
しかし、歴史で世界を牛耳るのは、強い国であって、いい国ではない。

ただこの250年、世界を牛耳った米英にも
確実にリベラル化の流れが浸透している。
その流れに逆行する最後の抵抗?も起こっている。

米英が利上げやEU離脱へ傾けば、
1000兆円のマイナス金利の債券はどうなるのか。
ここが崩壊すれば必ず株も崩壊する・・

BREXITでドイツ国債を買う行為は、
平和に慣れすぎた債券プレヤーの集団自殺になる可能性もある・・

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