ゴゴジャンTakizawa レター

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ビックピクチャーとマーケットのメカニズムは車の両輪

2016年7月4日月曜日

悲劇の地図

(イアンブレマー氏のツイッターから)

バングラディシュの悲劇はこれまでにない次元に達した。こちらの一部のニュースでは、人質は全員喉を裂かれるという、日本人が犠牲になった事件としては、近年例のない悲惨な状況だったことを伝えている。ボカシのない写真もあり、その状況はとても日本では報道できないものだ。

しかしここでは敢えてこの悲惨な事実を強調する。理由はいくら犠牲者の善意と悲惨な結果のギャップに焦点をあてても、このような事件が起きるテロの背景や、アメリカとの関係を真剣に考えなければ、犠牲者の命は報われないからだ。

アメリカでは、約90%の国民が、2003年のイラク戦争が現在の中東の難民問題、しいてはISのテロになんらかの影響を与えていると感じている。その感じ方によって難民受け入れに対する感覚が決っているというリポートが以下。(ブルッキングス)

http://www.brookings.edu/blogs/markaz/posts/2016/06/28-american-attitudes-middle-east-refugees-telhami?cid=00900015020089101US0001-070201


日本では自民党の小泉政権がブッシュ政権との関係のなかでイラク戦争を承認した。小泉政権では一時的に景気も回復。日本国内ではいまだにその評価は高い。ただし世界はそういう日米関係を知っている。安倍政権にも小泉政権と同じ方向性を感じているはずだ。

だったら覚悟して日本は世界に出て行くべき。共和党の米国と自民党政権に生まれる周期的な好景気循環。ソレだけを堪能し、結果起こったテロ、これから起こる可能性への覚悟を促さず、テロの現実をたまたま巻き込まれた不幸のような感覚で報道するだけでは、平和ボケといわれても仕方がない。覚悟のためには、悲惨な事実を隠してはいけない。

個人的には、これで日本の若い人が世界を目指さないなら、ソレはそれで日本の宿命だと思う。イアンブレマーが示唆した悲劇の地図で、自分の国が赤く染まっている意識がないのは日本だけだろう(今後は狙われるということ)。このギャップがどういうことになるか。根本的に意識を変える時が来ていると思う・・


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